Kデスクトップ環境

3.3. 印刷

KEdit 印刷機能を備えています。 編集中の文書や、選択した文書を直接デフォルトプリンタで印刷させることもできます。 さらに好きな印刷コマンドを指定することができます。 Unix の世界にはすばらしい印刷ユーティリティが数多くあります。 ですので、そのようなユーティリティを再開発してもあまり意味がありません。 印刷ユーティリティとして次の2つのものを強くお勧めします。

GNU enscript.

ascii コードの文書を PostScript に変換する Adobe の enscript ユーティリティを Markku Rossi が 書き直したものです。 私が好んで使うのは enscript -2rG text.txt ですが、 それより GNU enscript の方がずっと優れています。 また、必ず http://www.hut.fi/~mtr/genscript/ もしくは GNU のミラーサイトから取って来た最新版を使って下さい。

a2ps

Akim Demaille と Miguel Santana は 強力な ascii-PostScript 変換 ユーティリティを作成しました。これは文書の種類によって出力をフォーマットしてくれます。 C++ のソースを印刷するときも電子メールを印刷するときも、標準のスタイルは非常に洗練されたものです。 http://www-inf.enst.fr/~demaille/a2ps.html から入手して下さい。

上記の2つのユーティリティは絶対に必要なものです。 手元にない場合は、入手して使い方になれておきましょう。 html/textinfo/man ビューワである素晴らしい kdehelp を使えば、 使い方も問題なく覚えられるでしょう。 この2つのユーティリティは Unix で印刷をするときに大きな助けとなるでしょう。 その性能と多彩なオプションに慣れてしまうと Windows95 を使っているときでさえこの2つがあったらなーと思うようになるでしょう。

PostScript の文書が印刷できる設定になっていることを確認して下さい。 もし、PostScript をサポートしていないプリンタを持っているのなら(誰が持っているのだろうか?) バージョン 4.03 以降の ghostscript/ghostview を http://www.cs.wisc.edu/%7Eghost/ から入手して下さい。 ただし、最近の ghostview/ghostscript パッケージは、 商用レベルの ps フォントが利用できるようになりました。 どんな印刷品質であれ PostScript を対応していないプリンタで PostScript の文書を印刷しようと するときはこれらのフォントが必要となります。 ghostscript からの印刷結果が全くの期待ハズレならば、 そのときは新しいフォントを入手しましょう。 これが最もよい解決方法でしょう。